キシリトールは甘いのになぜむし歯に効果があるのか

2017-02-24

ばる

コンビニやスーパーでもよく見かけるキシリトール。

虫歯予防に効果的!との触れ込みですが、キシリトールって甘いのに何で虫歯対策になるんだろうかと思ったことはないでしょうか。

今回はそんなキシリトールについて紹介していきます。



そもそもむし歯とは

むし歯の原因には

(1)ミュータンス菌
(2)糖質

の2つが主にあげられます

ミュータンス菌は歯垢となって歯の表面に付着する細菌です。こいつの作り出す酸によって歯の成分であるカルシウムやリンを溶かしていきます。

また、糖質はミュータンス菌が酸を作り出す際に必要となる材料です。


要するに甘いもの(糖質を多く含むもの)をいっぱい食べてるとミュータンス菌の餌が多くなり、その分だけ酸を作り出し、虫歯になりやすいということです。

ちなみに、ミュータンス菌の感染ルートは母親などの家族が多いそうです。食器等を共有することで大人から子供へ感染するんだとか。



キシリトールは甘いのになぜむし歯に効果があるのか

むし歯の原因として「糖質」をあげましたが、糖質にも種類があり、ミュータンス菌が酸を作り出す材料とできるのは「糖類」と呼ばれる糖質です。

一方、キシリトールは「糖アルコール」という、ミュータンス菌が酸を作り出せない糖質の一種です。

つまり、ミュータンス菌はキシリトールを取り込むが、エネルギーとして取り出すことができないのです。
胡散臭いダイエット食品によくある、「食べて痩せる!!」が実際に起こってる感じでしょうか。

ただ、キシリトールの含有率が低い物はその分他の甘味料が入っているので、むし歯対策をするならばキシリトールの含有率が高い物を使うほうがいいでしょう。


参考
Newton 2008年 1月号
クリニカ: http://clinica.lion.co.jp/oralcare/mechanism.htm

ばる 明治大学理工学部物理学科3年

楽しければ何でもいいやって思ってる

@gear_179

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