患者さんに寄り添う看護を目指して

2016-01-20

てぃん

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日本赤十字看護大学
看護学部看護学科
上原寛子

取材日:2015/10/04
編集者:杉内 茜

※このインタビューは取材してから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

理系に選んだ理由

――きっかけはありますか。また進路について考え始めたのはいつ頃ですか。

小学校5年生の時に母をがんで亡くしたのが大きなきっかけかなと思っています。

――他の分野と悩んだりしましたか。

人を助ける仕事がしたいと思っていました。 中学生の時は医学部に行くかどうか悩んでいましたが、「医師はカラダを治すことはできるが看護師だとそれに加えて心のケアまで全てできる」と思い、高校に入ってからは完全に看護に絞っていました。

今の大学を選んだ理由

高校の友達のお母さんにいくつか候補をだしてもらって、選びました。国家試験合格率が100パーセントで就職率もよく、名前の通っていて全国に広がっている大学だったのでこの大学に決めました。また、奨学金制度が「大学在学中は年間60万円貰うことができ、その後4年間働けば返す必要なし」というしっかりとしたものであることも魅力でした。

―専門学校と大学の違いは何でしょうか。

資格は同じですが、給与やキャリアアップのときに違いがあります。看護師はどちらの学校も国家試験に受かればなれます。専門を出た看護師さんは認定看護師さん(5年の経験プラス6ヶ月の勉学)に、大学を出た看護師さんは認定看護師さんも専門看護師さん(5年の経験プラス2年の勉学)にもなれます。そこが大きな違いです!さらに助産師を目指す場合は看護学部を卒業した後, 大学院に行ってさらに勉強します。また、救急車に乗っている人は、救急隊といい、看護師とはまた違う、救命士という別の資格が必要です。あと、実は保健室の先生は看護師の資格が必要です。もちろん教員の資格も必要ですよ。

大学で学んでいること

学科の雰囲気や授業について教えてください!

レジュメに書きこむ形で授業が進みます。有名な先生が多く、他の大学と比べとても丁寧で比較的わかりやすいと思います。優しい先生が多いので色々と質問しやすい環境だと思います。また、日本赤十字看護大学は女子が約9割で、ほぼ女子大や女子高みたいな雰囲気です

テストはどの様なものですか。

テストの期間は,学年によって異なります。注射などの実技毎にテストがあることもあります。

各学年でやることをざっくりと教えて下さい!

1年生の時は、看護の基礎だけでなく数学や英語など幅広く勉強します。大体6月に期末試験があります。2年生では、看護についてもっと専門的な勉強をしていきます。6月には毎週テストがあり,7月に期末試験があります。夏休みは1ヶ月もありませんでした...。でも、8月下旬から10月上旬まで実習がありその後に休みが2週間ありました!3年生では、「小児」「老年」「精神」「母性」の実習をします。6月で座学は終了し、その後は実習です。そして4年生の時に、行きたい科,と行きたくない科を決めます。卒業後、希望の科に配属され、仕事をしながらその科について専門的な知識を深めていきます。

実習はどのようなものですか。

実習は日本赤十字社医療センターなど4つの病院に行って行います。朝早くから始まり、一人の患者さんに付き添う形で行います。ベッドメイキングをしたり患者さんの体を拭いたりしていました。また、「ふぃじ子さん」という様々な病気になるよう設定できるロボットがいて、よく実技でお世話になっています笑

注射や採血はしないのですか。

実際の人に対して注射をするのは、看護師の資格をもっていないとできません。採血は患者さんの了承と、先生の見守りがあればできることもありますが、中々機会はありません。

実習は大変ではないですか。

高校の先生の知り合いに看護師の方がいたので、よく話をうかがっていました。やることのイメージができていたので、そんなにつらいとは思いませんでした。

印象に残っている科目はありますか。

救急に興味がありそれに関する授業を受けていたのですが、日赤医療センター長が来てお話してくれたこともあり印象的でした。また、保健統計学も面白かったです。語学については、カルテに記載する言語がドイツ語ではなくなったので第二外国語は必修ではありません。

卒業研究ではどのようなことができますか。

まだやっていないので詳しくはわからないのですが、小児や食、看護師のキャリアなど興味があることについてどんなテーマでやってもいいみたいです。

受験時代のエピソード

どの様に勉強していましたか。

勉強は何よりも復習を大切にしていました。数学は、復習ノートを作って、問題を貼り付けて回答を赤で書いて赤シートで隠していつでも解き直しできるようにしていました。解き直しを繰り返すことでテストに同じような形式が出たときには必ず解けるようになっていました。この方法で偏差値が15くらいあがりました!!他の教科はボロボロ(笑)なのであまりアドバイスできないですが、どの教科もただただ単語覚えたりするより問題を解いていく中で覚える方法が私にとって合っていたのかなと思います。また夜よりも朝勉強する方が合っていたので、朝の通学時間を使って勉強したり、毎朝学校に早く行って勉強したりしていました。私は、裏紙を使って計算したり、単語を何度も書いたりしてその紙を捨てずに一年間とっておきました。受験の前日にたまった紙を見て「私はこれだけやったから大丈夫」という自信をつけて受験に行きました。自信になるのでおすすめです。

どのような試験でしたか。

日赤は1次で 数学と英語、半分くらいが受かります。基礎的な問題なので1問1問が大切でした。2次では現文、面接があり、また半分程が受かります。面接は集団面接と個人面接があり、私のときの集団面接のテーマは「生きるとは」でした。個人面接では、なぜ看護師を目指すのか聞かれました。「人を助けたい」だけだと、看護以外でもいいですからね。

キャンパスライフ

課外活動は何かされていますか。

看護学生団体IONで代表をしています。現在九州、東北、関西合わせて50人くらいの団体です。やはり看護だと、総合大学でもキャンパスが隔離されてしまったり、私のように単科大学だったりするので価値観が狭まってしまいがちです。将来接する患者さんは医療に関係しない方が多いと思っているので、様々な価値観に触れ視野を広くしようと活動しています!また、看護以外の学部の方と関わることで看護のよさを再発見でき、自分を振り返るいい機会になっています。私は将来、結婚しても看護師続けていきたい! と思っているため、看護師のキャリアアップについて考える機会にもなっています。

その他にも何かしていましたか。

看護助手のアルバイトを夏休み中に1ヶ月していました。大学の掲示板に紹介されているのを見つけて応募し、ベッドメイキングや患者さんをリハビリ場につれていくなどのことをしていました。

高校生へのメッセージ

成績上がらなくて悩むことも、判定が悪くて悲しむことも、友達よりも出来なくて落ち込むこともありました。聞き飽きるぐらい、「頑張れ」とか「勉強しなさい」とか言われました。何度も諦めたくなりました。しかし、私は最後の模試でE判定を出した、今の大学に通っています。時には弱音を吐いたり泣いたりしてもいいと思います。頑張りすぎず、自分のペースで根気強く前に進んでいってください(*^^*)

てぃん 理系コミュニティ理系+

情報系の学部4年生。理系コミュニティ理系+にてwebエンジニアとして活動中。趣味は映画鑑賞、パン屋さんめぐり、ミュージカル鑑賞。

@snoopypoint

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