「研究者と研究職」微妙な言葉の違い

2015-01-30

リチャード

理系コミュニティ理系+ アンケート調査チームです。
2013 年 11 月、秋の大調査と称してアンケート調査を行ったのを覚えているでしょうか。
理系学生の皆様に、普段の学生生活や将来、さらには恋についてなど、様々な質問に答え
て頂きました。
117 名の方にご回答いただいたデータから判明した
理系学生の生態を紹介していこうと思います。

どうも、久しぶりなリチャードです。

集計結果は本当に色々なデータがそろっていて面白いものでした。

生活や大学での活動で不満だったことなど様々ありましたが、特に恋愛についてのデータが・・・・・面白かったです!

そこで自分は「研究者と研究職のイメージの違い」について書きたいと思います。

語弊が想定されるので少し注釈を加えます。

話の元として考えるのはあくまで「イメージ」の話です。

(研究者研究職という話がメインではありませんのでどうかご容赦下さい。)

                                        

まずはこちら

卒業後の進路について、「就職」「大学院修士課程まで」「大学院博士課程まで」「未定」などの回答の中から「大学院進学」と五割の方から回答がありました。
この質問に次いで

Q,(大学後の)進路選択の理由として近いものはどれですか?

アンケート図
複数回答可であり、選択肢としては「経済的理由」「就職に有利だから」等がありました。

また進路についての質問で、このような回答をいただきました。

性別によって回答が異なるという点が気にかかったということです。

「研究者」と「研究職」ということですが、一体何が違うのか。

といっても両者の大部分は「研究をやっている」ということが占めています。

要因としては「アンケートの質問の順番」等も考えられますが、割と分かり易く差が出ているので違うかなという気がします。

だとすると性別でやはり感じる部分が異なるということですかね。

「何が違うのか」。単なる予想ではありますが、

 

男性 自由な研究活動を求める  → 大学教授、ポスドク、技術者

女性 安定した研究活動を求める → 研究所職員、メーカー研究職

という意識があるのではないでしょうか。

 

 

理系+メンバーにも違う点があるかどうかを人物像等のイメージで聞いてみたところ

研究者として思い浮かべる人物:ノーベル賞を受賞された中村 修二さん、回答者在籍大学の教授

理由としては 「研究一筋・自分で率先的に研究を行っている」 。

 

研究職として思い浮かべる人物:民間企業研究職、開発者

理由としては 「企業的な考え方を持つ・企業開発職についている」。

 

との意見を頂きました。

 

ここまで書いて来ましたが、「どうして女性が安定した活動を求めるの?」と感じる方がいると思います。

上手く伝えることができませんが、自分なりに考えてみると「社会の風潮」として女性はむしろ不安定な立場にまだまだあるのではないかということ、また後々「結婚・出産」などの人生のイベントを経ても復帰できるような環境を重要視しているのではないかということです。

しかし文部科学省の資料では確実に増えていると出ています。(人文・社会科学含む)

第2-2-16図女性研究者数と研究者総数に占める女性研究者の割合の推移

(文部科学省 平成18年度版科学技術白書 第2部 第2章 第1節http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/hpaa200601/002/002/0101.htm)

となると最終的な結論としては「女性男性関係なく、『社会の風潮』も加味したイメージを拭い切れていない」ということでしょうか。

                                        

 

ちなみに

「研究者」に対しては フラスカティ・マニュアルというもので「新しい知識、製品、製法、方法及びシステムの考案又は創造及びそれらの業務のマネージメントに従事している専門家」と定義されているらしいです。

(文部科学省 平成18年度版科学技術白書 第2部 第2章 第1節より引用)

※研究開発統計の国際比較のためのマニュアル(フラスカティ・マニュアル)

 

                                         

 

最後にですが、小保方さんのSTAP細胞検証研究が終わりましたことを記します。
研究者が問題とされた出来事でしたので、記事を書いていて気になっている所です。

研究とはどういうものであるか、大学での教育はどうなのか、考えなければならないことは多々あって理解も十分ではありません。
また幾度となく問題や改善点が見つかるでしょうが、その度に真摯な対応が行われることを願います。

 

 

追伸

より高校生向けに特化したサイトがありますので追記させていただきます。

いろんな情報を集める上でどうぞご活用下さい。

理系学生取材サイト りけいのたまご

 

 

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リチャード 物理学科一年

しがない物理学科一年です。 学んだことや、興味で調べたものを「分かり易く」を目指して書いてきたいね。気になったことや「これは何?」など聞きたいことはツイッター@richard33313まで。

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