◇ 2015はじめてのがっかい ◇   暑い夏のアツい研究プレゼンフェス!! 開催レポート

2016-08-02

理系コミュニティ理系+

今年で3回目となった院生の研究発表会を2015/8/30に行いました!!

「専門以外の研究を知りたいけど難しそう・・・」

という方のお悩みを少しでも解決したいという気持ちで企画されたイベントです。

異なった分野の4人の大学院生の研究発表全が一度に聞けるプログラムでした。

理系+主催 院生研究発表会

さて、発表者4人のご紹介です。

 

*東京工業大学大学院 総合理工学研究科 物質電子化学専攻 松下研究室 橋本莉奈さん(写真右から1番目)

「心筋梗塞の早期発見に向けたバイオセンサーの作製」


*東京電機大学大学院 エネルギー環境システム研究室佐藤潤さん(写真右から2番目)

「離島における再生可能電源によるエネルギー供給に関する評価の研究」

 

*北里大学 薬学研究科 M1 鈴木あいかさん(写真右から3番目)

「微生物から未来の薬を見つける研究」

 

*構造計画研究所 山田剛史さん(写真右から4番目)

「数値解析技術を用いた化学製品における生産プロセス開発の挑戦」

 研究発表会

 

題名からして難しそう・・・と思うかもしれません。

確かに専門用語も出てきました。でも、何でその研究をしているのか、何をしたいのか、そして最後何がわかったのかは4人の専門外の私でも理解できました!!具体的にどういった内容だったのかを見ていきましょう(^-^)

 

橋本莉奈さん「心筋梗塞の早期発見に向けたバイオセンサーの作製」

みなさん心筋梗塞って聞いたことありありませんか?

心臓の筋肉細胞に酸素や栄養を供給している血管が詰まってしまい、栄養が行き届かなくなり心筋が死んでしまうことを言います。

突然死にもつながるとても怖い病気です。しかし、救急車で病院に運ばれてから診察をし病気がわかるまでに時間がかかることが問題です。すぐに処置をしないと死んでしまうかもしれません。

そこで、橋本さんは診断時間を短くできないかと考えたのです。

多くの人に使ってもらうには、安くて、精度が高くて、簡単である必要があります。

どうしたらこれらの条件をクリアできるのか研究をしています。

印象に残ったのは

大学の研究ではとにかく新しさを意識して、

使えるかもしれないものをつくりたいと思っています。

と話していました。

私も高校生のときに「こんなの本当にできるわけない」だとか「社会に出ないのに何のためにしているんだろう」と考えていました。でもそのプロセスが大切で、いろいろ試していくうちに本当に使えるものができるかもしれないと思えるようになったのは大学生になってから。参加していた高校生に何のためではなく好きなことをすることを大事にしてもらいたいと感じました。

研究発表 バイオセンサー

 

 

*佐藤潤さん「離島における再生可能電源によるエネルギー供給に関する評価の研究」

最近何かと話題になっているエネルギー問題。離島では発電機などの内燃力発電が主流です。

内燃力発電とは重油を燃料として内燃力機関(ディーゼル・エンジン)を動かし、接続している発電機を回して発電する方法です。問題点は燃料の調達コストが高くなり、住民の電気料金も高くなってしまうこと。

そこで、佐藤さんは複数の再生可能エネルギーを使い、たとえば太陽光はこれだけ、風力はこれぐらいと最適化を求めれば安くすむと考えました。でも島といっても人口や病院や学校といった施設の数も違うし、季節によっ気候も違いますよね。条件を変え考察が必要です。どの分野も研究はやりがいがありそうですね…(・_・;)

研究発表 離島におけるエネルギー供給

*鈴木あいかさん「微生物から未来の薬を見つける研究」

薬学部って処方箋を渡す薬局のお姉さん・お兄さんになるんじゃないの??って思う方も多いのではないでしょうか。

でも実は4年制で薬剤師にならない人もいるんです。それと薬学部じゃなくても微生物の勉強ってできますよね。

あちらこちらにいる微生物。そんな生物から生まれる化合物は人工的に作れない構造をしているのでそこから人間に良い効果をもたらすものもあるそうです。でも既に見つかっている化合物も多いので、新しい化合物を見つけるのは困難だとか・・・。

だから

ここまで来て既知かよ・・・(@_@;)

という日もあるそうです。

 

でも研究を続けられるのは

自分が見つけた化合物が、いつか薬になるかもしれない

と信じて頑張っているそうです。

研究発表 微生物から未来の薬を見つける

*構造計画研究所山田剛史さん

「数値解析技術を用いた化学製品における生産プロセス開発の挑戦」

今回唯一の社会人発表者!

最近3Dメガネで3次元の世界が少し身近に感じるかもしれませんが、表現するのは難しいですよね。

でも2次元だと

裏はどうなってるの、奥行きが統一されていないものはどうなるの”

っていう問題が起きます。

そこでできるだけ細かくしよう!!粒々にまでしちゃえば物質の分布までわかる!!

ということでこの研究が始まりました。

 

たとえば、水と油はどう混ざるのかのシミュレーション。

二つをどの程度の速さ、どのような羽の形状で混ぜれば良いのか が水と油の粒々から決めることができます。

一体何に役立つのかというと化粧品に利用されているそうです。

化粧品の成分だけでなく容器でも理系の技術が役立っているんですね!

研究発表会シュミレーション

 

 

発表者全員に共通していることは

何よりも

 自分の研究が好き 

ということ。

 

はじめてのがつかい 研究発表会

 

大学院進学に迷っている方はこの熱い姿、気持ちを見たら進学の決心がついたのではないでしょうか。

また高校生は理系への憧れが強まったのではないでしょうか。

 

参加者方からは

「知らないことが聞けて良かった」

「学会に参加したことがないけど研究がどういうものか分かった」

といった高校生や学部生からの声が聞けました。

 

理系大学院生の研究発表会に毎年 高校生、社会人、文系の人も集まります。

知らないことを知りたい気持ちは誰しも共通なんでしょうね♪

多くの方々にご参加いただきとてもうれしいです!

nbsp;

これからも皆様の声を取り入れつつイベントを行っていきます!

はじめてのがっかい 院生研究発表会

理系コミュニティ理系+ 明日も、理系でいよう。

理系を笑顔を増やす活動をしている団体。 研究発表会や博物館ツアーなどのイベントや理系情報メディアの運営など、"理系"を楽しむための活動を行っています。 詳しくは→ http://www.rikei-plus.com/organization

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