【図説あり】 三角比を使ってキスのしやすい理想の身長差を求めてみた

2013-06-21

数学のお兄さん

理想の身長差は何cmなのでしょう。皆様はこんなフレーズを目にした事がありませんか?
 
“キスしやすい身長差12cm、理想のカップル身長差15cm、セックスしやすい身長差22cm、ぎゅっとしやすい身長差32cm、そんなことよりも心の距離が0cmだったらいいな。”
  ツイッターをはじめ複数のメディアで過去話題になっていました。 でも、このフレーズを見て気にりませんか。どうしてこの身長差が理想なのでしょう。   この記事では一番実用性(?)がありそうな「キスしやすい身長差」という項目に注目したいと思います。 なぜ12cmなのか。 この数字には何かしらの根拠はあるのだろうか。   誰かが調べたのでしょうか。何をもって理想としたのでしょうか。     せっかくなので少し考えてみることにしましょう。  

1.キスする体勢について

  まず、キスする体勢がどのような体勢か、 想像したものをイラストに描いてみました。 キス   左が男性、右が女性です。映画やドラマで見るような、理想の体勢とも言えるでしょう。 (今回は男性の身長>女性の身長、として話を進めています)   イラストに描いてみるとなんとなく分かりますが、 男性も女性も相手の身長に合わせて体制を少し変えています。 男性は頭を横に傾け、女性は頭を上に傾けている、といったところでしょうか。     確かに身長差がありすぎてもなさすぎてもとこの体勢でのキスは難しくなりそうですね。 この体勢でキスをするとして、話を進めていきます。  

2.頭の傾き方を定義する

  さて、ここから「キスしやすい身長差12cm」の根拠を具体的に探ってみましょう!   それぞれの体勢の変え方に着目をしてみましょう。 キス   男性も女性も、顔を傾けています。   言い方を変えると 「頭を、ある軸をもとに回転させている」 と言えます。(回転と言っても1周しない回転です)     そう、頭を傾ける行為を、頭を回転させると言い換えたときに活躍するのが、 「三角比」 です! さあ、それぞれがどれだけ頭を傾けているのか、実際に三角比を使って求めてみましょう!  

3.実際に三角比を使って計算する

  まずは男性に着目してみます! 男性を正面から見てみると、下図のようになります。   回転前   青い直線を2本引きましたが、これが軸になります。 2本の線の交わっている点が回転の中心(回転軸)になります。   図を見れば分かると思いますが、男性の頭の回転の中心は首の付け根になります。   そしてその首の付け根から唇までの距離(ただしこの図のように平面的に考える) の長さは「おおよそ12㎝」です。 つまり、赤い線は首の付け根(回転軸)から唇までの距離である12㎝を半径とした円です。   さて、この図が初期状態。ここから頭を傾けます。   下図が傾けた後の図です。 顔回転後正面   色々と試行錯誤した結果、この図の45°という傾きが自然な傾きだと分かりました。 (自然な動きに見えるように、右肩を若干上げさせています)   さあ、ここからが三角比の出番です。 首を45°傾けたときに、何㎝唇の位置が下がるのか。 計算式は以下のようになります。

12-12sin45°=

(12:首の付け根の高さから唇の高さまでの長さ、 12sin45°:傾けた後の首の高さから唇の高さまでの長さ、 それらの差を求めています)   実際に計算すると 0.29289...≒3㎝ であることが分かります。 男性は、頭を傾けることにより3㎝高さを下げる事がわかりました。   続いて、女性の場合にいきましょう。 同様に図を使って説明します。   横顔回転前   先ほど同様、青が軸(2本の交点が回転軸)、 赤が回転軸から唇までの距離になります。 図にも記入しましたが回転の半径はおよそ8㎝になります。   注意してほしいのは、先ほどと回転軸の位置が異なるという事です。 次の図を見れば分かりますが、横に傾けるのではなく上に傾けるため、ここが回転軸となります。 さあ、回転させてみましょう。   横顔回転後   試行錯誤の結果、30°という回転が無理の無い角度だと分かりました。 さあ、先ほど同様計算式を作りましょう。 といっても単純で、

8sin30°=

  です。回転前の高さは0なので、単純に回転語の数字を出せばいいのです。   求めると、 4㎝になります。 これにより女性は、頭を傾けることで4㎝高さを上げることができる事が分かりました!     ・・・・   あれ?これだと計算が合わない? (男性の低くなる高さ)+(女性の高くなる高さ) =3+4 =7   となり、この計算だと7㎝という身長差がキスすしやすい身長差になってしまいます!   という事は、最初に書いたあの理想の身長差はデタラメ・・・・・?       ここまで考察して、ひとつ考慮し忘れていたことがありました。   キスしやすい身長差→理想のデートにおいてキスがしやすい身長差 ではないのか、という事です。 そう、理想のデートを想像したときに、   「ヒール(靴の底の高さ)」 の存在を忘れてはいけないことに気づきました。 そう、決してお互い裸足ではないのです。   では、理想のデートをどう定義するか。 正直、ここは人によって異なるでしょう。 従ってここからは「平均」で話を進めていきます。   男性の靴の底の平均は「1㎝~2㎝」としましょう(一般的な靴) 女性の靴の底の平均は「5㎝~7㎝」としましょう(一般的なヒールありの靴)   そうする事で男女の差は4.5㎝と捉えることが出来ると思われます。 いよいよ結論が見えてきました。   先ほど求めた、頭を傾けることで縮められる高さの差が7㎝、 今求めた靴による埋められる差は4.5㎝。 足すと、

11.5㎝≒12㎝

となります!   半ばこじつけではありますが、キスのしやすい身長差が12㎝という根拠となる材料を集めることが出来ました。  

4.結論

  まとめます。   キスのしやすい身長差12㎝というのは、 「理想のデートの最中(お互いの靴底の高さの差が4~5㎝の時)において、男性が横に頭を傾け女性が頭を上に傾けた時の計測時のものによる」 です!   つまり、最初に記述した身長差は、ある程度根拠に基づいたものである可能性は捨てきれない、 という事にもなります(少し飛躍した話ですが)。   もしかしたら、検証したら何か見えてくるかもしれません。 他の項目は検証する予定はまったくありませんが、興味がある人はぜひ。   さいごに。 この検証は、非常に達成感のある検証でした。笑   (終)  

数学のお兄さん

世の中のあらゆる現象を数学的に解明しようと立ち上がった、謎の組織の発起人。

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