自分の想いを人に見える形で表現したい

2014-11-12

てぃん

Profile

早稲田大学
基幹理工学部 表現工学科
上道 寛子さん

取材日:2013/10/19
編集者:神子島朝希

※このインタビューは取材してから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

大学で学んでいる事

—— 大学の学部、学科情報を教えてください。

私の所属する「表現工学科」は、専門学校や短期大学などで学ぶことも多い芸術やデザイン分野を扱う、特殊な学科だと思います。九州や千葉などにも同じように芸術や画像を扱う学科があるようですが、私はこの学科で学びたいと思い、早稲田大学に入りました。

昔から芸術の分野に興味を持っていて、4歳のときから音楽を、7歳のときから書道をはじめていました。何かを作ることや映像を見ることも好きでした。それらをやっていて自分の思ったことを人に見える形で表現できることに魅力を感じていました。

しかし、理系科目も好きで、もう少し理解を深めたいと思い、進路に悩んでいたところ担任の先生が様々な選択肢を提案してくれました。それらを調べて行くうちに「こんな面白い学科あるのか」と思い、この学部に進んで学びたいと思うようになりました。
ちなみに、早稲田大学を知る前は数学や物理、情報など理系の学部、学科に進もうかなと考えていました。この学科に決めたのは大好きな芸術も理系の勉強も両方できることが決め手となりました。

——— 表現工学科ならではの特徴ってありますか?

学科によって雰囲気はやはり異っていました。他の学科が何をやっているのか把握できていなくて、隣の研究室では何をやっているのだろう?と思うこともありました。化学系や生物系だと女子が多くて華やかなイメージでした。

表現工学科に関していうと、とても女子が多かったです!学科47人中20人が女の子でした。理系ですが男女比は理系の中では異例でした(笑)ちなみに学部全体では男女比は9:1です。

上道さん

学問内容も理系っぽくないし、女子も多いので、他の学科とは少し違った雰囲気だと思います。
もう1つの特徴としては、他の学科が授業で単位を取っている分、私が所属している学科は授業よりは自主的に研究をして成果をあげることを重視しています。
私の学部は2年時に学科配属なのですが、今の学科に入るのに他の学科と異なっていて、1年時の成績評価と面接、課題がありました。

——— 学科内は仲が良いのですか?

人数が少ない分、顔も早く覚えられてみんな仲が良かったです。先生との距離も近いので研究室でも「こういうことをやりたいです」という会話から「これをやってみたら?」などのアドバイスをいただくことができました。
横(同学年)の繋がりだけじゃなくて、縦の繋がりもあって先輩からもアドバイスがいただける環境がありました。
また、研究に対するアドバイスだけじゃなくて、就活のこと、プライベートの話もさせていただきました。

——— 学部時代にはどんなことに力を入れていましたか?

以前は学園祭の実行委員をやっていました。1年生のときに理工キャンパス内でも知り合いを増やせたらいいなと思ったのと、イベントを運営することが好きだったので入りました。先輩の下で、色々な仕事をしていました。
2年生のときは、学園祭の運営委員では同じ学年の子が企画のトップで、私も補佐として関わっていました。2年生のときは理系女子大生コミュニティ「凛」を主体にしていたので、そちらにはそこまでは深く関われませんでした。

——— 理系女子大生コミュニティ「凛」についてお話を聞かせてください。

まず理系女子大生コミュニティ「凛」に入ったのは1年生の最初で、フリーペーパーを作ったり、イベントや取材でお手伝いをしたりなど、先輩のもとで補佐をしながら勉強して活動していました。
2年生の時は、代表を務めていました。代表を決めるときは、各局長などのまとめる役割をやりたいという人が集まって話し合いを行いました。理系なので、研究や就活で凛とうまく両立できるのかなどすごく現実的なことを考えていました。

——— 理系女子大生コミュニティ「凛」に入ろうと思ったきっかけはありました?

理系大生コミュニティ「凛」に入ろうと思ったのはキャンパス内の新歓で渡されたフリーペーパーがきっかけです。そこで、当時の凛のスタッフの先輩方が配っていたフリーペーパーに新入生のためのイベントが書いてあるのを配っていました。他のサークルも勧誘があってビラとかも増えていき、何が良いのかわからないという感じになっていました。運動系のサークルは元々運動が苦手なので考えていませんでした。
ちょうどサークルについて悩んでいるときに凛の活動を知り、友達に誘われてイベントに行ったところ魅力的に感じ、「ここでまず活動してみよう」と思いました。

——— 凛に入って一番良かった事は何ですか?

今振り返って、凛にいて一番何が良かったかというと、やっぱりいろんな人に会えたこと、色々な経験ができたということです。
高校生の頃は思ったことを対外的にできる機会が少なかったのですが、大学生は自分が考えた事を仲間と協力して行動したら様々な企業の方たちと出会える機会をつくることができたり、フリーペーパーを作成したりたくさんのことができました。自分が思っていることに対して様々な意見を返してくれる仲間との繋がりが、自分の視野を大きく広げてくれました。

上道さん

理系に進んだ理由

——— 理系に進んだ理由を教えてください

中学に入る少し前に、知り合いの紹介で数学の塾に通い始めたことが大きなきっかけです。
その塾の先生の説明はすごく分かり易く、そのおかげで学校の問題も楽しく解けるようになりました。先生はさらに、それに関連した数学の知識や、似たような問題だとここが狙われるという情報も提供してくれました。

教科書の内容だけではなく数学の楽しさを伝えてくれる先生だったため、数学的な考えが面白いと感じるようになりました。
視覚的にも楽しい授業をやってくれる先生で、図形の問題は実際に解体できる立体を使いながら展開図の説明をしてくれたり、図形分野も好きになることができました。

大学受験の時には、数学ⅢCでは苦労もしましたが、解けた時の達成感がとても好きで、進んで取り組んでいました。逆に文系科目は苦手意識が強く困りました。

受験時代

——— 受験時代のエピソードを教えてください。

私は塾の科目は数学だけで、それ以外の科目は自分で勉強していましたね。
でもずっと1人だと、これでいいのかなと不安に思ってしまうこともあるので「ここまでみんなでやろうか!」とか、「じゃあ、みんな次のテストで何点あがったらこれ食べに行こう!」という感じで、友達同士で目標を決めながら頑張っていました。

また、職員室の前には勉強する机が並んでおり、そこで勉強して、わからないところはすぐ職員室に行って先生に聞いていました。私は学校を利用するのが自分に1番合っていたと思います。
分からない問題があったら気軽に聞きにいけたので先生の存在は大きかったです。

——— おすすめの勉強方法はありますか?

1人で頑張っていると、成績が上がらなかったらどうしようと思い詰めて不安になることがあると思います。
しかし、友達と勉強していれば、みんながどこを間違えたか知ることもでき、教え合うこともできるので一緒に頑張れる仲間はいたほうが良いと思います。

——— おすすめの参考書や受験のときに愛用していたものはありますか?

私の学校は世間で「これやっていると合格率UP」という本に色々と手をつけるより、1冊の本をボロボロになるまでやると決めていました。物理なら「セミナー物理」を1冊分やっていました。学校から渡されたプリントも、過去問もひたすらやっていました。
繰り返しやったほうが、たくさんのものに手を出すよりも力がつくと言われていました。

高校生へのメッセージ

「自分はこうだ」と壁は作らず、自分がやりたいことに突き進んで欲しいです。色々な経験をして様々な人と知り合えると、例え失敗しても将来につながると思います。自分はそうやってきて楽しかったので。

自分の中で一番大きかったのは凛での活動で、大学という枠にとらわれずに色々な方と接して、色々な経験を積んで、イベントを企画して、フリーペーパーも発行して、普通に大学生活を送っていたらできなかったことを沢山経験できました。一緒に取り組める仲間もできたので、自分の中で良かったなと思っています。

チャレンジ精神を持ち続ける

てぃん 理系コミュニティ理系+

情報系の学部4年生。理系コミュニティ理系+にてwebエンジニアとして活動中。趣味は映画鑑賞、パン屋さんめぐり、ミュージカル鑑賞。

@snoopypoint

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